美しい漆塗りの下駄をnodo88のオリジナルで製作いたしました。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 塗りの技法は天面に【後藤塗】という指先で漆を伸ばしたり、たたいたりしながらの柄をつけ、サイドは桐の木目を生かした【摺漆】の技法を組み合わせています。 土台の桐台に幾重にも重なる漆を塗り、乾かし、磨き、23工程の作業を繰り返し1ヶ月以上の生産期間を経て一つの漆下駄が誕生しました。 香川県は日本における漆芸の生産地の一つです。 中でも後藤塗は鏡のように光り表面が芸術的でなんともいえない美しさをもっています。 後藤塗は（朱塗が）昭和51年国の伝統工芸品指定されその≪特徴≫は時間の経年で漆の色が鮮明に変化するのも楽しみの一つといえます。 後藤塗の美しさにnodo88ならではの色を付け、かつてない新しい色の下駄、ビアンコ・マッローネとヴェルデブルーが出来ました。 独特な色合いの仕上がりは職人にも新しい可能性を見出す一歩となり、朱赤と新色の三色揃えばイタリアンカラーで提案できるのも楽しさが増します。 丈夫さの点に於いても、最も堅牢で全国的に定評があり、いつまでも飽かない文様感覚は漆仕法の古典とされています。 鏡のように艶のある表面は別格で、桐台においても香川県の志度で生産される桐下駄台を使用しました。 志度桐下駄は、国産高級桐を使って作られ、国内シェアNo.1の生産量を誇ります。 アクや湿気を十分に抜き乾燥させた桐材は、非常に軽く吸水性にも富んでいるため、湿気の多い日本の風土に合います。 鼻緒は本天（ビロード）で素足で履いても足に優しい素材です。 鼻緒の仕立ては〈折り〉という技法で二段で構成されており、オフホワイトとアイスグレーの控えめのバイカラーに仕立て前つぼにも同色を 品よくチョイスしました。 nodo88ではこの下駄にSiccok（シッコック）と銘々 漆黒のような輝きと四国で作られたという意味をこめて。。。 夏はゆかたや夏着物に 袷シーズンにも小紋に合わせて。 【漆は塗りたては色が濃く徐々に明るさが増してきます。 お届けするお品は納品時期によっては画像と色や天然木の木目が異なる場合がございます。】 *2024　4月；塗りたての塗りたての為、画像の1~4のお品（M/L）をお届けになります。 色味の変化（後半の写真）がございますので、お楽しみください。 また、4月入荷分から鼻緒のグレーの前坪・受けの本天ビロードがワントーン濃い色目になります。 ＊漆塗り：一和堂工芸製／香川県 素材：桐台・鼻緒（本天ビロード） ＊下駄実寸cm M:長さ23.5幅約8(中央部分) Ｌ:長さ24.5幅約8(中央部分) 高さ:5.5 *Sサイズご希望の場合は一度お問い合わせください。 【対応目安サイズ】 M:23/Ｌ:24 【シーズン】 通年 【着用シーン】 浴衣／小紋の普段着使い